《コラム》お前が悪いと指さす三本の指は~

column

こんにちは。名古屋の税理士 米津晋次です。

昨日お客様を訪問した際に、事務所の壁に貼ってあった言葉です。

20131219.JPG

「お前が悪いと指さす三本の指は、自分を指している」

人に指を差すとき、人差し指は相手の方を向きますが、

小指・薬指・中指の3本は自分の方を向きます。

親指は・・・、かろうじて相手の方を向いているかもしれません。

でも自分を向いている指の方が多いのです。

ドキッとしますよね。

・自分が正しい

・自分は間違っていない

・相手が間違っている

と思って、人間は威張ったり、怒鳴ったり、怒ったりしています。

でも本当に相手だけが悪くて、自分はひとつも悪くなかったのだろうか?

だいたいにおいて、人のせいよりも自分のせいのほうが多いということです。

妙に納得してしまいました。

また、

「あの時こうすれば、こう言えば、こう考えれば、結果は違ったのかもしれない」、

と自己反省することをすれば、

相手に対する怒りや不満も少しは落ち着いてくるのでしょう。

さらに、嫌なことや怒りの原因に対し、

「自己反省の機会を与えてくれて有り難い」

くらいに思えたら最高ですね。

 

ある人が次のように言ったそうです。

「この世のすべての人が自分が間違っていると思ったら、戦争は起きないだろう。

この世のすべての人が自分が正しいと思っていたら、争い事ばかりだ。

戦争はなくないだろう」


と。

マザー・テレサも

「人のことをいちいち批判していたら、人を愛することを忘れてしまう。」

と言っています。

ただ、実際にはなかなかできるものではありません。

でも一瞬でもこの言葉が思い浮かべば、少しは違ってくるのではないでしょうか。

 


【投稿者:税理士 米津晋次