2006年6月3日 月刊「近代中小企業」6月号特別付録に原稿が掲載されました。

月刊「近代中小企業」の平成18年6月号特別付録「秘伝書『社長の右腕』」に、所長税理士米津晋次の原稿が新鋭コンサルタント17人のうちの1人として掲載されました。

『損益分岐点分析における誤りやすい5つのポイント』

損益分岐点分析は、制度会計上の財務諸表分析ではわからない、儲けるための有効な方法です。

かなり広く用いられていますが、その活用方法に誤りが見受けられます。

有効な分析方法も誤った使い方では、かえって業績を悪化させることもあります。

そこで、経営者が損益分岐点分析を活用するうえで誤りやすいポイントを挙げたいと思います。

・【ポイント1】変動費と固定費を厳密に分ける必要はあるのか?

・【ポイント2】外注費は変動費?

・【ポイント3】損益分岐点まで売上高を増やせばいいのか?

・【ポイント4】粗利益率を上げればいいのか?

・【ポイント5】固定費を下げればいいのか?

最後に、利益を増やすためには、売上を増加し、原価を下げ(原価率を下げ)、固定費を削減するしかない、という間違った考え方を捨てていただきたいと思います。

損益分岐点分析の本質は、粗利益額と固定費のバランスです。売上単価、変動単価、数量、固定費をどう増減させて結果的に利益を最大化するのかという戦略を考えるのが経営者の仕事ではないでしょうか。

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